加法定理があれば,3倍角,4倍角などの式も求めることができる。
例えば,
などと倍角公式を使えば,次の3倍角の公式を得ることができる。
同様にして,
なども得られる。
倍角公式などを使うと,180°を自然数で割った角度の三角比を求めることができる。
例1 ,
倍角公式より,であり,
だから,
,
同様に,から,
が得られる。
例2
上記のの式で
とした場合を考える。
と置き,
であることを使えば,
となる。左辺は,因数分解ができて,
となる。これより,
が得られる。
※これらの計算は,手で行うと時間がかかり,間違う可能性も高い。
数式計算ソフト( Mathematica など)があれば,それを使うべきである。